歯ブラシよりもデンタルフロスの方が大事!歯と歯の間をケアするデンタルフロスが主役。歯を守るのは歯ブラシよりも「唾液」です。
日本人は80歳で残っている歯が10本以下なのに
スウェーデン人は80歳で歯が21本以上も
残っているということをご存知ですか?
この違いはどうして起こるのでしょうか?
歯に関していくつか質問します。
① 食後10分以内に、歯磨きをしますか?
② 1ヶ月以上同じ歯ブラシを使用していますか?
③ 歯磨きで使用するのは歯ブラシだけですか?
これらの質問に対して1つでもYESと答えた方は
実は誤った歯の習慣で
歯を悪くしているかもしれません。
しかし、
日本人のほとんどは毎日欠かさず食後3回!
歯を磨いている方々がほとんどだそうです。
「食後にすぐ歯を磨く」という習慣があるのは
日本と韓国だけで他の先進国にはありません。
逆に、他の先進国では歯の習慣の1つとして、
「食べたらすぐに歯を磨いてはいけない」と
教えられているようです。
その理由は、硬くて丈夫に見える歯の表面は
飲食後、非常に傷つきやすくて柔らかい状態に
なっているからです!
その柔らかいデリケートな状態から、
唾液の力によって30~60分の時間かけて
元の石のように固い歯に戻っています。
そのため食べてからすぐに歯を磨いてしまうと
唾液の力が一番強力に歯に働きかけている時に
邪魔をして歯を傷つけてしまいます。
歯を守っているのは、食後の歯磨きではなく
唾液の効力だったのです!
また、
同じ歯ブラシを1ヶ月以上使っているのは
ばい菌で歯を磨いているようなものです。
そして虫歯や歯周病から歯を守るためには、
歯ブラシよりも歯と歯の間をケアする
デンタルフロスの方が何倍も大事です!
多くの方がよく歯磨きの目的を
「食べかすをとるため」と誤解してます。
しかし、歯を磨く本当の目的は
「歯垢をとるため」なのです!
歯垢とは、細菌のかたまりのことです。
歯垢がよく集まる場所は歯と歯の間です。
つまり、歯で一番重要な磨くべき場所は
「歯と歯の間」です!
これにより、唾液の通り道をつくります。
唾液には、抗菌・殺菌効果があるため
歯垢がたまるのを防ぎます。
歯のための大事な習慣
① 歯を磨くのは、就寝前と起床後
② 歯ブラシは1ヶ月ごとに交換する
③ デンタルフロスが主役で歯ブラシは脇役
食後は、歯を磨くのではなく、
歯間ブラシやデンタルフロスを使って
食べかすを取り除き、
舌を回して、口全体に唾液が行き渡ることが
歯のケアのために重要です。
歯を守っているのは「唾液」の力です
参考文献
「歯をみがいてはいけない」
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